2026/10/21
10月21日は「あかりの日」 蛍光灯からLEDへ変わる照明の新時代

こんにちは。
東広島市の尊心オフィスです。
10月21日は、
「あかりの日」
です。
1879年10月21日、トーマス・エジソンが実用的な白熱電球を発明したことにちなみ、照明関連3団体がこの日を「あかりの日」としています。あかりの日
人間は昔から、
たいまつ。
ろうそく。
石油ランプ。
ガス灯。
白熱電球。
蛍光灯。
そしてLED。
と、より明るく、より安全で、より効率のいい「あかり」を求めてきました。日本では明治時代にガス灯が街を照らし、1887年には東京で一般家庭向けの電気供給が始まり、白熱電球が広がっていきました。あかりの日
そして今、
照明はまた大きな転換点を迎えています。
蛍光灯は本当になくなる?
最近、
「蛍光灯が使えなくなる」
という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
でも、ここは少し注意が必要です。
正確には、
一般照明用の蛍光ランプについて、2026年から種類ごとに製造・輸出入が段階的に禁止され、2027年末までに原則として終了します。
禁止されるのは、
製造と輸出入。
今使っている蛍光灯を、
2028年になった瞬間に外さなければならないわけではありません。
すでに製造された在庫の販売や購入、
そして現在使っている蛍光灯の継続使用も禁止されません。環境省
ここは、
かなり誤解されやすいところです。
なぜ蛍光灯がなくなるのか
理由の一つが、
水銀です。
蛍光ランプには、
発光の仕組み上、
少量の水銀が使われています。
世界では、
水銀による環境や健康への影響を減らすため、
「水銀に関する水俣条約」に基づいて水銀使用製品の削減が進められてきました。
2023年の締約国会議で、
一般照明用の蛍光ランプも段階的な廃止対象となり、
日本でも製造・輸出入を禁止することになりました。環境省
つまり、
「LEDのほうが新しいから蛍光灯をやめる」
という単純な話ではありません。
水銀を使う照明から、より環境負荷の少ない照明へ移行する
という国際的な流れが背景にあります。
では、いつから作られなくなる?
蛍光灯といっても、
全部同じ日に終わるわけではありません。
環境省によると、
電球形蛍光ランプは2026年1月から、
コンパクト形は2027年1月から、
直管形や環形についても種類によって2027年から2028年にかけて製造・輸出入が禁止されます。環境省
身近なところでいうと、
家庭の天井によくある
丸い蛍光灯。
事務所や店舗でよく見る
細長い直管型蛍光灯。
こうしたものも対象になっていきます。
ですから、
「そのうち交換すればいい」
と思っていると、
将来的には交換用蛍光ランプそのものが手に入りにくくなる可能性があります。
そこで主役になるLED
現在、
照明の主役になっているのが、
LEDです。
LEDは、
蛍光灯に比べて消費電力が少なく、
寿命も長い。
経済産業省も、
蛍光灯からLEDへ切り替えるメリットとして、
電気代の削減、長寿命、CO₂排出量の削減
を挙げています。
例えば、
蛍光灯シーリングライトをLEDシーリングライトへ交換すると、
条件によって異なりますが、
年間約2,000円の節約効果があるという試算も紹介されています。経済産業省
一つの家庭なら、
「年間2,000円か」
と思うかもしれません。
でも、
家中の照明、
会社、
学校、
工場、
店舗、
道路、
公共施設。
社会全体で考えると、
かなり大きな差になります。
LEDは「電球だけ替えればいい」とは限らない
ここは実用上、
かなり大切です。
例えば、
丸形蛍光灯を使っている天井照明なら、
器具そのものをLEDシーリングライトに交換することができます。
一方、
直管形の蛍光灯器具に、
見た目が似ているからと、
LEDランプだけを差し込めばいいとは限りません。
器具の方式によっては、
工事が必要になる場合があります。
不適切な組み合わせによって事故につながる可能性もあるため、
経済産業省も取扱説明書の確認や、電気店・工事業者への相談を勧めています。
つまり、
「蛍光管を抜いてLED管を差せば終わり」
とは限らないんですね。
照明器具そのものにも寿命がある
さらに、
忘れがちなのが、
照明器具本体も古くなる
ということです。
経済産業省の案内では、
日本照明工業会の目安として、
照明器具は設置から10年を「適正交換時期」、
15年を「耐用の限度」としています。
長く使っていると、
内部部品が劣化して、
破損、発煙、発火などにつながる可能性があります。経済産業省
ですから、
古い蛍光灯器具の場合、
ランプだけLEDへ交換するより、
器具ごとLED照明へ交換する
ほうが安全面でも合理的な場合があります。
「2027年で蛍光灯が使えなくなる」は間違い
ここまでを整理すると、
よくある
「2027年になったら蛍光灯は使えなくなる」
という説明は正確ではありません。
正しくは、
一般照明用の蛍光ランプの製造・輸出入が段階的に禁止される。
です。
今使っている蛍光灯が点灯しているなら、
すぐに捨てる必要はありません。
ただし、
これから交換用ランプが減っていくことを考えると、
故障してから慌てるより、
計画的にLEDへ移行する
ほうが現実的です。
140年以上前の白熱電球からLEDへ
1879年。
エジソンの実用的な白熱電球によって、
人々の夜の暮らしは大きく変わりました。
その後、
より効率のよい蛍光灯が普及し、
今はLEDへ。
そして現在のLEDは、
ただ明るくするだけではありません。
光の色や明るさを変えたり、
人の生活リズムに合わせたり、
停電時に自動点灯したりと、
「あかり」そのものの役割も変わり始めています。あかりの日
10月21日は、
「あかりの日」。
普段はスイッチを押すだけで、
当たり前のようについている照明ですが、
その裏側には、
たいまつからLEDまで続いてきた長い技術の歴史
があります。
そして今、
蛍光灯からLEDへ。
私たちは、
その大きな転換点にいるんですね。
参考
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